本日は第17回がん診療アップデートにご参加頂きまして誠に有り難うございました。
先程ご講演頂きました垣添先生、当センターから3名、近大から1名にご講演いただきました。
皆さんご参考になりましたでしょうか?
私は垣添先生のお話しを聞き、医療従事者としてもとても感銘を受けました。
本日の講演からも分かりますが、今は二人に一人ががんになる時代でして以前から厚生労働省も把握しています。
平成14年から、がんの治療ができるような病院を日本全国で設備いたしました。それが「がん診療連携拠点病院」です。
その後がん対策を推進し平成19年から10年間でがん患者を10%減らそうと考えましたが、見ての通りがんは減らない状況です。
そこで今年から厚生労働省を中心にがん診療連携拠点病院もそれをやりなさいということで、
〇がんの予防
〇がんの治療
〇がんとの共生
という3つの柱で推進していこうとなりました。
がんの予防というのは、がんの検診率向上を目指すとともに、肝炎対策、タバコ対策、さらに今後大人になる子供たちにがんの教育をおこなっていくというのが目標となっています。
がんの治療は、がん患者さんの適切な標準的治療を確立させる。
がんとの共生は、先程の垣添先生のお話しでありましたが、がんになった方たちの就労支援がまだまだ出来ていないので、国・市町村・がん診療拠点病院はがん患者さんへの就労支援をして、がん患者さんががんと共生できるようにするということを推進しています。
本日来て頂きました皆様にとって一番大切なことは「がん検診を受けること」です。がんは早く見つければ治ります。
本日は長時間にわたりご聴講いただき本当に有り難うございました。