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2016年5月28日開催 第17回 がん診療アップデート 開催レポート

開講の挨拶

準備も整い、来場者様もホールへと移動。第17回がん診療アップデートの開講です。
大ホール写真
当大阪南医療センター院長の齊藤正伸、河内長野市市長の芝田啓治様により、開講の挨拶がされました。
「この講演が皆様にとってお役に立つものになることを祈っています。」 大阪南医療センター 院長 齊藤 正伸
大阪南医療センター 院長 齊藤 正伸

このがん診療アップデートも今回で第17回を迎えました。小雨の中、たくさんの皆様にお集まり頂き、誠に有り難うございます。今回は「がん治療の最前線」ということで4名の講師をお呼びしています。
まず第一部は、近畿大学医学部附属病院泌尿器科の吉村一宏教授には「前立腺がんのロボット手術」、皆様もテレビでご存じかも分かりませんが「ダヴィンチ」等の様々なコンピューターを用いたロボット手術についてお話し頂き、その後、大阪南医療センターの肱岡泰三副院長、工藤慶太医長、江口剛医師により「肝臓がん」「肺がん」「血液がん」の最新の治療方法について紹介します。

第二部は、国立がんセンター名誉総長の垣添忠生先生をお迎えしています。垣添先生ももちろんがん診療として泌尿器科疾患治療の第一人者でございますが、「人はがんとどう向き合うか?」というテーマでお話しをして頂きます。
垣添先生自身もがんになられていますし、奥様をがんで亡くされています。そういったことから、医者としてというよりも人として患者としてあるいは家族としてがんとどう向き合っていったらいいのか、というテーマで本日はお話しをして頂きます。
垣添先生は著書「妻を看取る日」という本も執筆されていまして新潮社から発売されているそうです。本日のご講演で感銘を受けられましたら著書もご購入頂けたらと思います。
それでは本日、4題の講演と1題の特別講演で予定しております。がんは予防し検診を受けて早期に発見し、もし見つかれば早期に治療すれば治る病気です。
この講演が少しでも皆様にとってお役に立つものになることを祈っております。
「運動面、食物面、早期検診の3つの柱で健康寿命を伸ばしていきたい。」 河内長野市 市長 芝田 啓治 様
河内長野市 市長 芝田 啓治 様

今日は第17回のがん診療アップデートがこのように盛大に開催されまして誠におめでとうございます。
大阪南医療センターそして近畿大学医学部附属病院、また南河内医師会の皆様、薬剤師の皆様、さらには医療関係の皆様方がこのようにたくさんお集まりになってがんいついて今日一日考えていこうという、このような素晴らしい企画をしていただきまして本当に有り難うございます。

最近のデータを聞いておりますと、やはり死亡原因の第一位がダントツでがんであるというふうに聞いています。

36万人を超える年間の死者ということですので、国民一人一人がこのことにしっかり気をつけて、早期の発見、予防ということが国民的な大きな課題ではないかと思っています。

河内長野市は人口11万人を切ろうとしているところですが、高齢化率(65歳以上が人口に占める割合)が30%を超えます。大阪府では33の市があるのですが、その中でも最も高齢化率が高い市となっています。しかし環境の良い自然・歴史・文化が輝く町を目指しております。我々の健康寿命がどのようにすれば少しでも高くすることができるのかを、市の行政をあげて取り組みをさせて頂いております。「健康アップチャレンジ事業」というものを二年前から進めております。自らの健康を自ら気を遣いながら健康寿命を伸ばしていただこうという取り組みなんですが、1つ目は運動で目標を定める、2つ目は食物で気をつける、ということを取り組んで頂いております。私も二年連続で取り組んでおりますが、運動面では朝6時のラジオ体操を必ずラジオで聞きながら続けております。そして食物面では毎朝生野菜を10種類以上食べようということで今も続けております。この様に運動面、食物面は健康にとってもちろん大事ですが、3つ目はやはりきちんと自ら早期に検診を受けていただくことが何よりも大事なのではないかと考えています。

昨年のがん検診を受ける割合を見ていますと人口の三分の一である3万5千人の方に受けて頂いています。これも先程申し上げました医療関係の皆様が丁寧に市民に寄り添って診断して頂いていることが、数字としてだんだんとアップしていっているのだと思います。引き続き、運動面、食物面、早期の検診の3つを市民の皆さんに広報していき、健康寿命を伸ばしていきたいと考えております。

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