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2017年5月27日開催 第18回 がん診療アップデート 開催レポート がんの予防・早期発見

閉講の挨拶

「どうぞ私たちと共に手と手を取り合って歩んでいきましょう。」 大阪南医療センター 中央診療科総括部長 上島 成也
本日は長時間、第18回がん診療アップデートにご参加頂きまして誠に有り難うございました。
清水健さんは、小さいと仰いました。泣き虫と仰いました。引きずると仰いました。全て一緒です。[会場笑]
その引きづりを一つ聞いてください。
大阪南医療センター 中央診療科総括部長 上島 成也

昨年も第17回がん診療アップデートをこの会場で行いましたが、ちょうどその中段のあたりに私の診療に通ってきてくださった患者様が1名そこにいらっしゃいました。

今年も見に来てくれると思っていましたが、残念にも数日前に見送ることとなりました。
先程も清水健さんが1000人いらっしゃいますと仰っていました。私にとっては1001人来てくれていると思っています。

目に見えない人と三人で生きると言っておられましたけど、私にとって今日皆さんにお会いできたことは目に見える出会いですが、目に見えない出会いもたくさんあったと思います。
本当に有り難うございました。

平成29年から第三期のがん対策推進基本計画が5年間にわたって行われます。その中でがん患者様である国民ががんを克服することを目指すという最大の目標をあげています。その中で科学的根拠に基づく「がん予防、がん検診の充実」「患者本位のがん医療の実現」「尊厳を持って暮らせる社会の構築」の三本柱が上げられています。今回「がんの予防・早期発見」というテーマをあげさせて頂きましたが、一般講演で「肝がんの予防」「乳がんの早期発見」「がんと栄養」「がん総合ドック」についてお花しをん聞いて頂き、特別講演では清水健氏に熱い熱いお話しをしていいただき、この三本柱を網羅できたと思いますが、いかがだったでしょうか。

計画だけではダメで実行していかなくてはいけません。そこには10項目のことがあげられています。その第1番目に「がん患者を含む国民全体の努力」という言葉が使われています。どうぞ私たちと共に手と手を取り合って歩んでいきましょう。そして皆さんのご健康とご多幸をお祈りするとともに、また来年皆さんとここでお会いできるように歩んでいければと思っています。
本日は長時間にわたりご聴講いただき本当に有り難うございました。

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