開講の挨拶このページを印刷する - 開講の挨拶

2013年6月8日開催 第14回" がん診療アップデート 住みなれた場所でともに生きていこう 開催レポート
 がん診療アップデート会場
 開講の挨拶
 森川 栄司 先生の講演
 中山 マキ子 先生の講演
 長尾 充子 先生の講演
 森 景子 先生の講演
 アグネス・チャンさんの講演1
 アグネス・チャンさんの講演1
 閉講の挨拶
   
開講の挨拶
 
準備も整い、来場者様もホールへと移動。第14回がん診療アップデートの開講です。
 
準備が整ったホールの様子
 
当大阪南医療センター院長の竹田清、羽曳野市市長の北川嗣雄様により、開講の挨拶がされました。
 
「後期高齢社会に向けて医療は大きな変化を求められているのです。」 大阪南医療センター 院長 竹田 清
 
大阪南医療センター 院長 竹田 清
大阪南医療センター 院長 竹田 清
今回のがん診療アップデートで第14回になります。今回は「住みなれた場所でともに生きていこう」というテーマを取り上げました。私も含めて団塊の世代が後期高齢社会になるのが2015年であると言われています。それに向けて医療は大きな変化を求められているのです。そのキーワードを申し上げますと、ひとつは「治す医療から支える医療へ」それから「病院から在宅へ」そして「病気を予防して命を支え安らかに看取る」ということがキーワードになっています。
がんの診療においても同じことが言えると思います。特に在宅の医療においては非常に必要度が増して重要性が高まっているということです。
今日はがんの診療の第一線で働いておられる4人の講演者の方、ドクター、ナースにお願いしたいです。その経験談あるいはメッセージを頂いて、がんの在宅医療に関する理解を深めていただけたらと思います。特別講演には皆さんご存知のアグネス・チャンさんに講演いただくということで「明るくさわやかに生きる」というテーマでお話を頂きたいと思います。彼女自身もがんの経験者ということで生の声を発信していただけると期待しています。
 
「がん検診を中心とした投資や行政のサービスを展開していきます。」 羽曳野市 市長 北川 嗣雄 様
 
「がん検診を中心とした投資や行政のサービスを展開していきます。」羽曳野市 市長 北川 嗣雄 様
羽曳野市 市長 北川 嗣雄 様
去年に引き続き羽曳野市でがん診療アップデートを開催していただき、大変嬉しく心強く感じている次第です。私は市長になって9年になりますが、当初から取り上げさせていただいているキーワードとして「健康」ということを掲げて事業を進めてきました。そして2つのの健康を私は望んでおります。1つ目は、しっかりと市民サービスを展開していく財政的な体制・体質づくりに力を入れさせていただきました。2つ目は、市民の皆様の健康であると考えています。
健康なくしては生活は暗いものになってしまいますから、まずは健康づくりに大きな力を入れて参りました。特に国民健康保険においては市民の皆さんの約50%の人々に加入していただいています。病気に罹って診療を受けるその前に予防という観点から取り組みをさせていただきました。女性はマンモグラフィの検診の助成、男性は前立腺がん検診の助成をさせていただいております。
最近こういった言葉を新聞で拝見しました。「健康弱者」という言葉です。特にこの景気の低迷が続く中で、検診を受けたいが負担が大きいということが新聞で取り上げられていました。私は当市の皆さんにおきましてはもっと検診を受けていただきたいということを踏まえて、特にがん検診について力を入れて行くべきではないかと考えています。そういった思いの中から、これからの政策としてはがん検診を中心とした投資や行政のサービスを展開して行きたく思っております。その結果当市の発展に繋がって行くのではないかという思いをしています。
現在、内閣の中では懸命に景気の回復策を打っていただいてますが、実際に我々や皆様のところに巡ってくるのは時間がかかりますので、当市ではもう少し違った観点から市民サービスを展開していこうと思っております。
それでは本日のがん診療アップデートが皆様のこれからの健康づくりにとって少しでもお役に立つことを心から祈念させていただき、開会のご挨拶とさせていただきます。