開講の挨拶
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準備も整い、来場者様もホールへと移動。第15回がん診療アップデートの開講です。
当大阪南医療センター院長の竹田清、河内長野市市長の芝田啓治様により、開講の挨拶がされました。
その後は特別講演ということで、ご自身の体験を通じて婦人科がんの啓発・講演等でご活躍しておられる原千晶さんに「大切にしたい自分の体」というテーマでお話をしていただきます。今、日本人の二人に一人ががんになる、そんな時代になりました。その一方で昔は不治の病だと言われていましたが、早く見つけて早く治療すれば多くの場合治ってしまう病でございます。
まず病というものを知る、そして予防をする、それがまず第一点。 自分の体を知る、そのためには検診を受ける、それが第二点。 その二つががん診療においては集約されている非常に大事なキーワードになっています。 この講演会が皆様にとって有意義なものになることを願っていますが、この講演会の後、ぜひ自分の体だけでなく、それに加えてご家族やご友人などの周りの人たちにもこの講演会で得られた知識を伝えていただければと思っております。 二時間半の長丁場になりますがよろしくお願いします。
先程、大阪南医療センターの竹田院長様が「がんは昔は不治の病だと言われていたけど早く見つけて早く治療すれば多くの場合治ってしまう病。」と仰られたんですが、自分の体を守るということでがん検診をきちんと受けておけば、早期発見・早期治療につながり、ある意味ではがんを退治できるということが言えるのではないでしょうか。
日本の医学は日進月歩で非常に進んでおり、世界でも誇れる素晴らしい技術を持っていると認識しています。
以前にこんな小説を読んだことがあります。河内長野市が支援させていただいております東日本大震災で被災した大槌町。そこは作家の井上ひさしさんが著者である”ひょっこりひょうたん島”でも有名なのですが、もう一つは吉里吉里人”が有名で同じく井上ひさしさんが数十年前に書かれた小説なのですが「工業も発達していくであろうが、日本が将来生きていくには何に頼るべきか。」ということを小説の中でも仰っていて”医学立国”という言葉を初めて知りました。まさに日本の医学はiPS細胞でも進んでおりますし、そのような再生医療によって新しい地平を切り開いていただけるのではないかと、私個人としても多いに期待しております。 毎年”日建フォーラム”という雑誌の中で高齢化対策のランキングが出されます。大阪には33の市町村があるのですが、一位が豊中市、二位が吹田市といことで、大病院の近くということもあると思います。そして実は三位に近畿大学医学部付属病院がある大阪狭山市がランキングしており、四位には大阪南医療センターがある河内長野市がランキングしています。高齢者に対する医療・介護・社会三画で毎年ランキングをつけられるんですが、そういう意味では大阪狭山市、河内長野市が、大阪の中では高い位置につけているということであります。
これから河内長野市としても今年は市制施行60周年を迎えており、これを機に高齢者への施策にさらに磨きをかけて、大阪狭山市とともに大阪の一位二位を南大阪で占めることができればと考えております。 今日は一日皆さんとともにしっかり学んで帰りたいと思っております。 |