当センターでは、循環器用心臓血管撮影装置(フィリップス社製Allura Xper FD10/10)が2012年9月より稼働しています。FPD (Flat Panel Detector)を搭載したバイプレーンという機種で1回で2方向の透視、撮影が行えるため以前の装置に比べ、検査時間の短縮、造影剤の使用量低減が可能で、患者様の負担を軽減できる機能です。 FPDとは、被写体を透過したエックス線を平面検出器で受け取り、デジタル信号に変換し画像を得る最新鋭の装置です。これによってX線透視や血管造影に必要な高精細でコントラストの高い画像が、低線量で可能となりPCI(経皮的冠動脈形成術)や、PTA(経皮的血管形成術)といったIVR手技において大きなメリットが得られるようになりました。