当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
(1)入院基本料に関する事項
一般病棟入院基本料 急性期一般入院料1
当院は入院患者7人に対して1人以上の看護職員を配置し、交代で24時間看護を行っております。
なお、当院においては、患者の負担による付き添い看護は行っていません。
また、入院患者50人に対して1人以上の看護補助者を配置しております。
病棟名 | 1日当たり勤務 看護職員数 |
看護職員1人当たり受け持ち数 | |
朝8時30分~ 夕方17時15分まで |
夕方17時15分~朝8時30分まで | ||
東館3階病棟 | 15人以上 | 4人以内 | 13人以内 |
東館4階病棟 | 15人以上 | 4人以内 | 15人以内 |
東館5階病棟 | 13人以上 | 5人以内 | 16人以内 |
東館6階病棟 | 6人以上 | 6人以内 | 9人以内 |
東館7階病棟 | 6人以上 | 4人以内 | 3人以内 |
西館3階病棟 | 17人以上 | 3人以内 | 13人以内 |
西館5階病棟 | 14人以上 | 5人以内 | 16人以内 |
西館6階病棟 | 14人以上 | 5人以内 | 16人以内 |
西館7階病棟 | 14人以上 | 5人以内 | 15人以内 |
当院では、入院の際に医師を初めとする関係職員が共同して、患者様に関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制の基準を満たしております。
(2)DPC係数
平成18年4月1日よりDPCの対象病院となっております。
機能評価係数 1.5416
【内訳】
基礎係数 1.0451
機能評価係数Ⅰ 0.3948
機能評価係数Ⅱ 0.0784
救急補正係数 0.0233
(3)地方厚生(支)局長への届出事項に関する事項
ⅰ)入院時食事療養費(I)
当院は入院時食事療養費(I)の届出を行っており、管理栄養士または栄養士によって、管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。1食あたり下記負担額をご負担いただきます。
区分 | 1食あたり負担額 |
一般の方 | 490円 |
難病患者、小児慢性特定疾病患者の方 (住民税非課税世帯を除く) |
280円 |
住民税非課税世帯の方 | 230円 |
住民税非課税世帯の方で過去1年間の入院日数が90日を超えている場合 | 180円 |
住民税非課税世帯に属しかつ所得が一定基準に満たない70才以上の高齢受給者 | 110円 |
ⅱ)施設基準の届出
「施設基準の届出状況」をご参照ください。
(4)明細書の発行状況に関する事項
当院では、医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても明細書を無料で発行しています。
なお、明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されますので、その点、御理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。
(5)保険外負担に関する事項
ⅰ)特別療養環境の提供
入院中もできるだけ普段の生活ペースでゆったりと、おちついて過ごしていただけるよう、プライバシーに配慮した有料の個室を用意しています。
特別室料は「特別室料一覧」をご参照ください。
※有料個室をご希望の場合は、入院手続き時にお申し出ください。
(入院後は病棟看護師長へお申し出ください)
ⅱ)初診・再診に係る費用
当院では、以下のような初診の患者様には、選定療養費として、医科7,700円(税込)、歯科5,500円(税込)をご負担いただきます。
■ 他の医療機関からの紹介状をお持ちでない初診の方
■ 前回受診から1年以上期間が経過しており、患者様ご自身の判断で受診をされた方
また、病状が安定し、外来担当医が他の医療機関への逆紹介を申し出たにも関わらず、患者様ご自身の希望により引き続き当院を受診される場合は、医科3,300円(税込)、歯科2,090円(税込)をご負担いただきます。
ⅲ)入院期間が180日を超える入院
入院期間(今回の入院以前3ヶ月以内に同一の傷病で当院または他の医療機関入院していた期間を含む)が180日を超えた場合は、一定の症状にある方を除き、入院基本料の15%である2,783円(税込)を180日超に係る特別の料金『選定療養費(保険外負担金)』としてご負担いただきます。この場合、入院基本料の85%については保険対象となりますが、この部分についても保険の患者一部負担割合に応じてご負担いただきます。
Ⅳ)長期収載品にかかる選定療養
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発品の処方を希望される場合は、特別の料金をお支払いいただきます。詳細については、案内をご参照ください。
Ⅴ)その他保険外負担に係る費用
その他の保険外負担については、「自費料金一覧」、「文書料一覧」をご参照ください。
その他掲示事項
(1)施設基準にかかる実績
ⅰ)医科点数表第2章第10部手術の通則の5及び6に掲げる手術(年間症例数)
ⅱ)ハイリスク分娩管理施設
ⅲ)大腿骨近位部骨折後48時間以内手術
43件(2024年1月~12月)
(2)医療DXの推進について
当院では医療DXの推進について、下記に取り組んでいます。
- オンライン資格確認を導入しています。
- オンライン資格確認等システムにより取得した受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を活用して診療を実施しています。
- マイナ保険証の利用を促進しています。
※オンライン資格確認や薬剤情報等の提供に同意される場合は、診察前に専用端末より同意確認の操作をお願いいたします。
(3)医療安全について
医療の信頼性を高めるため、相談員が外来・入院患者様の医療相談を承っています。詳しくは「医療安全管理指針」、「医療安全相談窓口」をご参照ください。
(4)院内感染防止対策について
私たち職員一同は、病院の理念基づき、患者さまに安全で快適な医療環境を提供し、感染防止及び感染制御の対策に取り組むため、適切な院内感染対策を推進します。
詳しくは「院内感染対策指針」をご参照ください。
(5)相談窓口について
当院では、患者様又はそのご家族からの疾病に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等、様々な相談に対応する窓口を設置しています。
詳しくは「医療福祉相談室(ソーシャルワーカー)のご案内」をご参照ください。
(6)後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について
当院では、患者様の負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものとして、入院及び外来において後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に、採用しています。
なお、医薬品の供給状況により、お薬を変更する場合がございますが、変更が必要な場合は、ご説明いたします。
「後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について」をご参照ください。
(7)バイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進について
当院では、厚生労働省の後発医薬品・バイオ後続品の使用推進の方針に従い、患者様の経済的負担の軽減や医療保険財政の改善を目指して、後発医薬品(ジェネリック医薬品)およびバイオ後続品を積極的に採用しています。
そのため、当院で処方する薬剤は後発医薬品・バイオ後続品になることがあります。バイオ後続品は先発バイオ医薬品と品質がほとんど同じで、同じ効果と安全性が確認された薬剤です。
「バイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進について」をご参照ください。
(8)院外処方箋の一般名処方について
当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の推進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みを実施しております。院外処方箋を発行する際に、後発医薬品のある医薬品について、商品名ではなく、お薬の成分の名前(一般名)で表示しています。これにより、特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者様に必要な医薬品が提供しやすくなります。
また、患者様がお薬をお受け取りになる院外薬局で「後発医薬品」または「先発品」を選んでいただくことができます。なお、後発医薬品があるお薬で、先発品を希望される場合は、特別の料金が発生する可能性がございます。
「院外処方箋の一般名処方について」をご参照ください。
(9)院内トリアージについて
救急外来では、重症患者への救命治療を最優先に行っています。病状の違いにより、診療の順番を変更することがあります。また、緊急処置時、重症な患者様がいる場合などは、待ち時間が長時間に及ぶ場合があります。
待ち時間中に症状の悪化等がございましたら救急外来スタッフに声を掛けていただくようお願いします。
「救急外来を受診される患者様へ」をご参照ください。
(10)栄養サポートチームについて
当院では、入院患者様の栄養管理、栄養治療を行うため、医師をはじめとする医療スタッフが栄養管理専門のチームとなって活動を行っています。毎週のNSTカンファレンスでは栄養治療が必要な患者様についてカンファレンスを行い、最適な栄養治療が提供できるよう話し合っています。また医療スタッフを対象に栄養管理・栄養治療について定期的に勉強会を開催しています。
(11)緩和ケアサポートチームについて
当院では、がんに対する治療を積極的に行っており、「緩和ケアサポートチーム」が主治医や看護師と連携して、患者様・ご家族の苦痛を緩和し、治療や療養のサポートを行っています。
(12)術後疼痛管理チームについて
当院では、麻酔科医、薬剤師、看護師、管理栄養士により構成された「術後疼痛管理(APS)チーム」による回診を実施しています。
回診では、主治医と相談の上、手術後の患者様の痛みや吐き気の対策を行っています。
手術後に「痛い」・「気持ち悪い」等の症状があった際には「術後疼痛管理チーム」がサポートさせていただきます。
(13)外来化学療法について
- 専任の医師、看護師又は薬剤師が常駐しており、患者様からの電話等による緊急の相談等に24時間対応できる連絡体制を整備しています。
- 急変時等の緊急時に入院できる体制を確保しています。
- 実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性を評価し、承認する委員会を開催しています。