わが国では、がんは死因の第1位であり、生涯のうち約2人に1人ががんにかかると推測されています。がんは国民の生命と健康にとって重大な問題となっています。
厚生労働省の「がん対策推進基本計画」では、子どもの頃から健康について教育することが重要であるとされています。つまり、子どもが健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識を持つよう教育することを目指しています。
そこで、地域がん診療連携拠点病院である大阪南医療センターは、子どもに対するがん教育を目的として、がん医療の現場経験を生かした「出前授業」及び「がん教育ホームページの作成」を実施しております。
また、がんについて知ることは、子どものみならず、大人にとっても大切なことです。そのため、子どもの教育に加えて、一般市民の方々へ、がんについての情報提供を実施しています。
出前授業
当センターでは、平成24年12月から「がん教育プロ ジェクトくすのき」を立ちあげ、平成25年より中学校向けがん教育の出前授業を実施してきました。
令和元年度からは、河内長野市との連携協定に基づき、河内長野市内の市立中学校への出前授業を実施しております。新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、現在はオンラインによる出前授業を実施しております。
一般市民向けの情報提供
2019年まで、がん診療アップデート(講演会)特別ブースや、公立図書館における市民向け講演にて、がん教育を実施しておりましたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により当面の間、開催を休止しております。再開する際はホームページ等で広報を行う予定ですので、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。