臨床研究部長  大島 至郎
国立病院機構の大きな特徴は、診療だけでなく、研究、教育にも力を注いでいることです。当院の臨床研究部は昭和60年に設立され、政策医療分野(免疫異常、循環器、がん、骨運動器)を中心に臨床に繋がる研究を行ってきました。

現在、想像もできないようなスピードで医療が変革しています。治療法の変革はもちろん、さまざまなイノベーションも医療に応用されています。当院臨床研究部は、職種や部門を超えて連携し、互いの情報を持ち寄り議論できるプラットフォームを提供できるようにしたいと思います。臨床現場におけるクリニカルクエスチョンを抽出し、それを解決する研究を推進することも国立病院機構の重要な使命です。我々は、国立病院機構の巨大な病院間ネットワークのメリットを生かした多施設共同臨床研究や大規模臨床研究を推進させることに努め、当院発のリアルワールドデータベースの構築にも取り組んでいます。

最後に、医療者が最新の医療をupdateし、リサーチマインドを持って診療する事は非常に重要なことです。大阪南医療センターは次世代を担うリサーチマインドを持った若者を大歓迎します!

これからも臨床研究の啓発・推進を進めていきたいと思います。皆様のご支援ご指導をどうぞ宜しくお願いいたします。