部門の特色

がんゲノム医療連携病院の指定を受けたことにより、当院では、拠点病院である近畿大学病院の協力のもと、がん患者様の遺伝情報を調べて個々に最適な治療法を選択し、治療方針を決めるがん遺伝子パネル検査を行うことが可能となりました。これに伴い「がんゲノム医療推進室」を開設し、南河内地域にお住まいの当院および他院に通院中の患者様に向けたがんゲノムの専門外来を2020年より開始しております。

主な業務と実績

がんゲノム医療

がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。

がん遺伝子パネル検査

がん遺伝子パネル検査は、生検や手術などで採取されたがんの組織を用いて、高速で大量のゲノムの情報を読み取る「次世代シークエンサー」という解析装置で、1回の検査で多数(多くは100以上)の遺伝子を同時に調べます。遺伝子変異が見つかり、その遺伝子変異に対して効果が期待できる薬がある場合には、臨床試験などでその薬の使用を検討します。

がん遺伝子パネル検査件数

年度 件数
2020年 6件
2021年 29件

TOPICS

受診のご相談

がん相談支援センターもしくは各診療科の主治医にご相談ください。
かかりつけ医からのご紹介も受け入れております。

がんゲノム医療連携病院 - 独立行政法人国立病院機構 大阪南医療センター (hosp.go.jp)

部門の体制

工藤 慶太 がんゲノム医療推進室長・医師(呼吸器科・呼吸器腫瘍内科医長併任)

医師 7名
薬剤師 1名
臨床検査技師 1名
看護師 2名
事務 2名
診療情報管理士 1名
医療社会事業専門員 1名