当センターでは、より質の高い看護を提供できるよう、
各分野の専門・認定看護師、スペシャリストが活躍しています。

専門・認定看護師・特定看護師 在籍状況

2024年1月現在
急性・重症患者看護専門看護師   1名
皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
がん性疼痛看護認定看護師 1名
感染管理認定看護師 3名
認知症看護認定看護師   2名
臨床研究コーディネーター   2名
救急看護認定看護師 2名
緩和ケア認定看護師 4名
手術看護認定看護師 1名
透析看護認定看護師 1名
特定看護師(術中麻酔管理領域) 3名
特定看護師(救急領域) 4名

急性・重症患者看護専門看護師 

急性・重症患者看護専門看護師

クリティカルケアを必要とする患者に対して、
回復に向けた看護を実践するとともに、
医療スタッフ間の調整や多職種と協働しながら最善な医療が提供されるように支援しています。

また、喪失の予期により悲嘆や不安を抱く患者や家族に対して、

寄り添い、意思決定や全人的な苦痛の緩和に向けた支援を
スタッフの皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

感染管理認定看護師 

感染管理認定看護師

感染対策チームの一員として組織横断的に活動中。

感染管理認定看護師の役割は、病院で過ごす全ての人を感染から守ること。

感染はひとたび拡大すると制御は困難なので、感染が起こらないようにすることが最も重要です。

「感染から患者さんを守る」という強い信念のもと全職員が、「いつでも・どこでも・全員がやる」感染予防・拡大防止行動ができるように日々、根拠に基づいた感染対策を行い、専門的な知識と技術を用いて教育・相談を行っています。

皮膚・排泄ケア認定看護師 

皮膚・排泄ケア認定看護師

皮膚・排泄ケアは、創傷や褥瘡(床ずれ)、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)、失禁ケアを中心とした看護です。

それらの問題に対して、専門的な知識や技術を用いて看護ケアを提供しています。

活動には多職種との連携が不可欠で、特に褥瘡については褥瘡対策チーム(医師・薬剤師・栄養士・理学療法士・看護師)で協力して取り組んでいます。

ストーマに関しては、ストーマ保有者が退院後も安心して日常生活を行えるように入院中だけでなく外来でも継続的にサポートを行っています。

手術看護認定看護師 

手術看護認定看護師

手術を受けるということは、患者さんにとって身体的、精神的にも非常に侵襲が大きい治療です。その周手術期において、術前看護や手術・麻酔中の看護、術後の患者さんにより安全で安心できる看護を提供するための活動を行っています。

手術は外科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士など他職種でチームワークを組んで実践します。手術に必要な知識・技術、質の高い看護実践を目指し、手術医療チームの一員としてスキルアップを目指しています。
麻酔で意識のない患者さんに代わって、手術室看護師が患者さんの代弁者となり患者さんをサポートしていきます。

認知症看護認定看護師 

認知症看護認定看護師

認知症を抱えていても、『その人らしく』生活できるよう認知症の方やご家族も含めた総合的なケアを行います。

認知症者は、記憶障害や実行機能障害などのために現実の世界と折り合いをつけることが難しくなり、入院による環境の変化や体のしんどさから不安や混乱を生じて様々な行動として現れます。

認知症者とそのご家族の不安や混乱、苦痛を少しでも緩和できるように、これまで生きてこられた生活史を尊重したその人らしいケアを病棟スタッフと検討し実践しています。

緩和ケア認定看護師

緩和ケア認定看護師

がんやその他の治癒困難な病気の過程にある患者や
家族の全人的苦痛(身体的・精神的・社会的・霊的)のアセスメントとケアを中心に看護しています。

全人的な苦痛を捉えるために緩和ケアサポートチームとして
多職種で協力し活動しています。

苦痛を感じるすべての人を対象に
診断時から継続して緩和ケアを提供できるように取り組んでいます。

がん性疼痛看護認定看護師 

がん性疼痛看護認定看護師

がんに伴う痛みは患者さんやご家族の生活に大きく影響します。がん性疼痛とは、身体の痛みだけではなく、気持ちのつらさや経済的な面など心理・社会的なつらさも関係しています。

痛みが和らぐことで、生活の質が劇的に良くなる患者さんはたくさんおられます。痛みの原因を見極めて、適切に薬を使用すること、日常生活で工夫できることを多職種チームで考え、実践し患者さんやそのご家族の症状緩和を実践しています。また、がん治療と生活を両立できる方法を患者さんやご家族と一緒に考え支援しています。

透析看護認定看護師 

透析看護認定看護師

透析看護は専門的な知識と技術を用いて血液透析、腹膜透析におけるケアや、日常生活の支援、合併症予防、治療選択における意思決定の支援を行っています。
長期にわたる療養生活を送る患者さんが「自分らしく生きる」ことを大切にしています。患者さんのライフスタイルに応じた腎代替療法の治療を受けながら、日常生活におけるセルフマネジメントができるように、患者さんや家族に応じたサポートをしています。
透析は医師、臨床工学技士などと多職種でチーム医療を行い、患者さんの透析療養生活を支えています。透析看護師として患者さんと医療者との橋渡しを行い、患者さんが安心して治療を受けることができるように取り組んでいます。

臨床研究コーディネーター 

臨床研究コーディネーター

治験や研究に参加する人や情報を守ることが主な役割です。

「守る」の中には様々なことがあります。

虫の目(目の前のこと)的には、参加される患者さんの身体状況や服薬の確認、スケジュールや費用に関する調整と説明、鳥の目(俯瞰)的には、非倫理的な研究を実施しないこと、魚の目(流れを読み未来を見通す)的には、将来の医療のために新薬や新たなエビデンスを生み出すためのデータを守っています。

CRCは、このようにあらゆる角度から未来の医療をより豊かにするため、支援を続けています。

救急看護認定看護師

救急看護認定看護師

救急看護は、突然発症した疾患や外傷、災害医療など様々な場面の初期医療にある患者さんとそのご家族に実施されます。私たちは、患者の全身状態の急激ない変化に即応した看護実践をしています。

救急外来でも業務を行っており、救急外来で一刻を争う場面では、瞬時に治療方針の決断をしなければならないことも多く、患者さんだけでなく、ご家族のおもいに寄り添い、力にもなりたいと考え支援しています。

その中でスタッフの知識・技術が向上できるよう、チーム主体での勉強会の開催や、急変時に迅速で適切な対応が行えるようBLS・ICLS教育にも力を入れています。

特定看護師(救急領域)

特定看護師(救急領域)

特定行為 救急領域では、動脈からの採血や人工呼吸器の設定変更などを
医師の包括的指示のもとで実践しています。

研修で学んだ臨床推論などの医学的視点と、
看護師として培ってきた患者目線での視点を武器に患者の異常を早期に発見し、
「安全で安心、かつタイムリーな医療の提供」を最大の目標とし、
救急外来・集中治療室を中心に看護実践しています。

特定看護師(術中麻酔管理領域)

特定看護師(術中麻酔管理領域)

2022年10月より、当院でも特定行為研修が始まりました。私たちは術中麻酔管理領域の特定看護師として、麻酔科医、外科医、手術室看護師と協働しながら日々活動しています。

患者さんが安全に手術を受けられるように、手術看護と麻酔管理、両方の視点から全身状態をアセスメントし、特定行為を実践しています。また、特定行為で学んだ麻酔の知識を活かした教育を行うことで、手術看護認定看護師や周術期管理チーム看護師とともに、手術看護全体の質の向上にも努めています。特定看護師が麻酔管理の一部を担うことで、円滑なチーム医療の提供につながると考えており、今後さらに活動の場を広げていきたいと考えています。

学会認定看護師

2023年10月現在
臨床研究コーディネーター 2名
日本糖尿病療養指導士 5名
フットケア指導士 3名
リウマチ学会認定看護師 7名
呼吸療法認定士 5名
アドバンス助産師 5名
NST専門療法士 3名
消化器内視鏡技師 5名
周術期管理チーム認定 3名
インターベンションエキスパートナース 3名
小児アレルギーエデュケーター 1名
介護支援専門員 1名
日本DMAT隊員 2名
運動器リハビリテーションセラピスト 1名