部門の特色

当院循環器疾患センターは南河内医療圏の循環器疾患診療における中核病院として診療にあたっています。
循環器疾患には冠動脈疾患・心不全・弁膜症・不整脈・大動脈疾患・下肢動脈疾患・肺血管疾患など様々な疾患があります。このような様々な循環器疾患に対応できるように、各分野の専門家をそろえ、診断、治療を行っています。

24時間体制でハートコールにて対応

地域医療機関や救急隊の要望に応えるべく、24時間体制でハートコール(緊急用携帯電話)を携帯し、循環器医が直接対応し、様々な循環器疾患の救急患者受け入れています。

急性心筋梗塞に対しての緊急カテーテル検査、血行再建術施行

急性心筋梗塞は緊急性の高い疾患であり、一刻も早く治療しなければ、命に係わる疾患です。そこで、急性心筋梗塞の患者様に関しては休日や夜間でも対応が必要なため、当院では緊急カテーテル検査、再灌流療法を行えるような体制をとっています。

最新の循環器専用血管造影装置を導入

2025年9月に循環器専用血管造影装置(Philips社製)を更新し、最新の装置にて血管造影ができるようになりました。

6床のCCU/ICU

心筋梗塞や心不全の重症患者に関しては集中治療が必要です。当院には6床のCCU(冠動脈疾患ケアユニット)/ICU(集中治療室)を設置しており、重症患者の診療にあたっています。

不整脈の治療

不整脈と一言で言っても、様々な種類があります。あまり危険性の高くない期外収縮から致死的な心室頻拍や心室細動まで様々です。その中で心房細動という不整脈は脳梗塞や心不全の原因となる厄介な不整脈であり、この不整脈をもっておられる患者様は多数おられ、注目されている疾患です。適切な薬物療法を行うとともに、カテーテルアブレーション(カテーテル的心筋焼灼術)が根治療法として行われるようになってきています。当院でも積極的にカテーテルアブレーションを行っており、従来よりの高周波アブレーションに加え、2025年よりより安全性が高く、効率のよいパルスフィールド(衝撃波)アブレーションを導入し、件数も増加してきています。

また、房室ブロックや洞不全症候群などの心拍数が遅くなる不整脈に関しては、ペースメーカー治療を行っており、植込み後はペースメーカー外来にて厳密に管理しています。

多職種による心不全患者指導

心不全とは心臓のポンプ機能が低下することによって、呼吸困難感や浮腫などの症状が出現する病態です。近年は高齢化に伴い心不全患者が増加しており、心不全パンデミックとよばれるほどです。心不全は様々な循環器疾患の結果生じる病態ですが、進行性の疾患であり、終生の治療が必要です。また患者様や家族の方にも病態を理解していただいた上での自己管理が重要です。そのために医師・看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・ソーシャルワーカーなどの多職種による指導を重視しております。

末梢動脈疾患に対する血管内治療

糖尿病患者様や人工透析患者様、喫煙者は動脈硬化が強く、その中でも下肢動脈に病変のある閉塞性動脈硬化症・重症下肢虚血は、患者様の日常生活に大変支障をきたし、また、生命予後の非常に悪い疾患です。カテーテルによる血管内治療、心臓血管外科によるバイパス術や内膜剥離術が有効であり、当院でも積極的に治療を行っています。ただし、日常のフットケアが重要です。

循環器内科と心臓血管外科の協力体制

冠動脈疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢動脈疾患に関しては循環器内科と心臓血管外科との協力体制のもとに診療にあたっています。

心臓血管外科は渋川先生と梅津先生の二人体制ですが、冠動脈バイパス術、弁膜症の手術、大動脈瘤に対する人工血管置換術など様々な循環器疾患の手術が可能です。

大動脈瘤に関しては放射線科と協力し、非侵襲的なカテーテルによる大動脈ステント留置術も行っています。

それぞれの疾患に関しての詳細は「循環器内科」「心臓血管外科」の診療内容も参照してみてください。

南河内医療圏の循環器疾患患者様に対して、最善の治療ができるように心がけて頑張っていますので、よろしくお願いいたします。

大動脈瘤に関しては放射線科と協力し、非侵襲的なカテーテルによる大動脈ステント留置術も行っています。

循環器疾患センター部長
長谷川 新治

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