がん相談支援室あとがき
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「がん難民の救済」という某テレビ放送局のスペシャル番組が火付け役となり社会問題として浮き彫りにされ、同会議員の努力でがん対策基本法が制宣された。そのがん対策基本法の制宣により我が大阪南医療センターが、がん診療連携拠点病院としての使命を受けたことは一般市民の方々には理解されていなかったことでしょう。
第9回がん診療アップデートが、がん難民の救済対策から発せられた市民への啓発と情報提供の一役を担う催しであったが、今回のイベントで一層ご理解いただける良い機会であったとともに、1000人を超える市民の方々に市民運動の原点ともいうべき“力”の大切さを分かりやすく伝えるタレント山田邦子様率いるスター混声合唱団の方々の、あたたかいチャリティー精神・ボランティア精神に深く感銘し、有意義なひとときをすごさせていただいたことに深く感謝したいと思います。また、この第9回がん診療アップデートは大阪南医療センタースタッフ一同手作りで準備して参りました。行き届かなかったことも多々あったと存じますがどうかお許しの程お願いいたします。
当センター始まって以来の大イベントとなった第9回がんアップデート。
来場者のアンケート結果では、70%の方が河内長野の方でしたので90%以上の方が当センターを認知していました。しかし地域がん診療連携拠点病院の機能である相談支援室の存在について認知されていたのは40%に満たない結果でした。その中で、相談機能を相談室職員からわかりやすく説明出来たことや「がん拠点」「緩和ケア」といった当センターの機能をスター混声合唱団の強いインパクトとともに説明出来たことは大きな成果だと思います。
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