経皮的椎体形成術(PVP)についてこのページを印刷する - 経皮的椎体形成術(PVP)について

日本人の骨粗鬆症は自覚症状のない人や予備軍を含めると2000万人にのぼると言われており、これは全体の6-7人に一人の計算になります。原因には表のものがあり、少しの力がかかるだけで背骨に圧迫骨折を生じます。圧迫骨折は背中に強い痛みを引き起こし、立ち上がることもできなくなることも少なくありません。

表

通常は、鎮痛剤の投与とコルセットを着用した状態での長期の安静臥床となりますが、高齢者ではこれをきっかけに寝たきりになることも多く、認知症症状が発現する場合もあります。このため、比較的早期に治療を行い、痛みを軽減し、日常生活に復帰することが極めて重要となってきます。このため、1980年代後半にヨーロッパを中心に行われるようになったのが経皮的椎体形成術(PVP)です。この治療は、図1のように、うつ伏せになり、局所麻酔を行った後、つぶれた背骨(椎体)に針をさし、骨セメントという時間がたてば硬化する液体を注入する方法で、手術時間は一つの椎体であれば1時間程度です。

図1
図1


図2のようにセメントにより背骨が補強され、痛みを緩和することができます。除痛効果は速効性で、注入直後より歩行可能となる場合も少なくなく、大半が24時間以内に痛みが良くなります。術後に腰のだるさは持続する場合もありますが、高率に痛みを抑制することが可能です。術後は炎症反応などのチェックが必要なため、通常入院期間は3-4日です。当センターでも本治療を行っています。治療をご希望の方は、かかりつけ医より地域連携室を通じて放射線科IVR外来(火曜・木曜午後2時~)予約をおとりください。

図2
図2