子宮筋腫に対する動脈塞栓術;UAEについてこのページを印刷する - 子宮筋腫に対する動脈塞栓術;UAEについて

子宮動脈塞栓術;UAEは、おなかを切らない子宮筋腫の画期的な治療法です。
カテーテルという細い管を用いて子宮の動脈から塞栓物質(詰め物)を流すことで筋腫を兵糧攻めにし、壊死させて症状を緩和します。
1995年にフランス人の医師より初めて報告されて以来、世界中に急速に広まり、日本でも最近、新しい塞栓物質(詰め物)が保険収載され、保険診療となりました。
UAEについて
生理痛、月経による高度の貧血、筋腫が膀胱を圧迫することで生じる頻尿など、筋腫による症状のある患者様で、手術を希望されない場合や、手術困難な場合にUAEの適応となります。
治療成績は報告では、手技成功率は99%、筋腫のサイズは3~6か月で約50%、1年で30-40%まで縮小するといわれています。また、腫瘤感の改善が約80%、過多月経の改善が約80%、月経困難症の改善が約70%でみられます。手技時間は平均50分です。
手術と比較して、子宮を摘出する必要がない、傷跡をほとんど残さない、出血がほとんどない、全身麻酔の必要がなく身体への負担が少ない、などの利点があります。
なお、妊娠、出産に対するリスクは不明な点もあることから、妊娠・挙児希望のある方のUAEはお受けしておりません。
 
診療は婦人科とも協力して行っておりますが、UAEの手技はカテーテル操作に習熟した放射線科(IVR)医が血管造影室にて行います。
 
外来から入院まで
問診、MRI検査(なるべく造影)、血液検査、40歳以上の方は、婦人科検診(子宮がん、子宮頚がん)などの情報が必要です。
他施設での検査結果があれば、なるべくご持参ください。ない場合は当センターでも検査可能です。
IVR外来にて検査結果を検討し、UAE治療の適応があれば、入院していただき治療となります
 
入院後
入院翌日もしくは当日に治療を行います。
治療直後から痛みを感じることが多いですが、鎮痛剤の持続投与にて対応いたします。治療翌日以降は通常発熱、おりものの増加が起こります。血液検査、感染予防のための抗生物質の処方などをおこないます。経過が良ければ入院から退院まで約4日です。
 
受診に当たって
UAE治療をご希望の方は、かかりつけ医より地域連携室を通じて放射線科 IVR外来(火曜・木曜 午後2時~)予約をおとりください。