• 東館3階(循環器科、心臓血管外科、放射線科)

    東館3階病棟は、循環器科と心臓血管外科、放射線科の混合病棟です。

    主に心臓疾患を抱える患者さんが多く入院しており、循環器内科では心筋梗塞や狭心症の患者さんに対して心臓カテーテル検査・治療を受ける患者さんや、心臓血管外科では大動脈や弁疾患に対する手術を受ける患者さんが多く入院しています。また放射線科では主に下肢静脈瘤に対してカテーテル治療を行っています。検査を受ける短期入院の患者さんから心不全や急性心筋梗塞を発症した重篤な状態の患者さんまで幅広い看護を提供する必要があり、患者さんが安心して治療を受けて頂けるよう援助しています。

    また、心不全の患者さんには、退院後に心不全コントロールができるよう生活指導に力を注ぎ、安心して退院後の生活が送れるように医師・薬剤師・理学療法士、栄養士などと多職種で連携しながら支援しています。

    東館3階病棟
  • 集中治療室/ICU

    CCU/ICUは、心筋梗塞や狭心症、心臓血管外科術後、外科術後、心肺停止蘇生後など重篤な状態の患者さんが入室されます。

    高度な医療と集中的な看護を必要とする患者さんの異常を早期発見し、少しでも回復に近づけるよう細心の注意を払って看護しています。緊急入院の受け入れや重篤な患者さんの看護ではチームワークが大切になります。ベテラン看護師が新人看護師をフォローしつつ円滑に看護提供ができるよう体制を整えています。

    また、CCU/ICUに入院された患者さんやご家族は大きな不安を抱えておられるため、医師と連携して説明の場を調整したり、信頼関係を築けるよう積極的に関わり不安の軽減ができるよう努めています。

    CCU/ICU
  • 東館4階(脳神経外科、脳血管内科、神経内科、腎臓内科)

    東館4階病棟は脳神経外科、脳血管内科、神経内科、腎臓内科の混合病棟です。脳梗塞にはt-PA静脈療法や血管内治療を、脳出血では手術や薬物治療を行っています。

    脳血管や神経疾患によって障害をもった患者さんの機能回復に向けた援助を理学療法士や作業療法士と行い、また日常生活でのセルフケアが充足されるよう援助を行っています。病気により、今までできていたことができないという状況に突然陥った患者さんやそれを見守るご家族の思いに寄り添い、リハビリ転院や自宅退院に向けた関わりを行います。

    腎臓内科領域の患者さんへは、透析治療や内服管理、生活の自己管理に向けた指導を行い、退院後の生活を自分らしく安心して過ごしていただけるよう、医師、ソーシャルワーカー、薬剤師など多職種が連携し支援しています。

    東館4階病棟
  • HCU

    HCUは、主に脳血管疾患で緊急入院となった患者さんや、脳神経外科の術後患者さんを受け入れる急性期治療室です。その他、CCU/ICUに入室し、超急性期を脱し一般病棟での治療が難しい患者さんや、院内発症の脳卒中患者さんを受け入れています。

    HCUのスタッフはアンギオ室での看護も実施しています。医師や他職種とチームワークを図り、早期治療が受けられるように援助しています。治療後は、病棟と連携を図り継続看護を行っています。HCU入室後は、患者さんの状態を常に観察・アセスメントし、異常の早期発見や合併症の予防に努めています。

    また、患者さんの現在の症状を踏まえた日常生活動作や、生活の質の向上を目指してリハビリ科とカンファレンスを行いながら、嚥下訓練やリハビリテーションへの介入をしています。

    HCU
  • 東館5階(消化器科、脳血管内科、神経内科)

    東館5階病棟は消化器内科と脳血管内科、神経内科の混合病棟です。主な疾患は胃がん、肝臓がん、大腸がんなどの悪性腫瘍、肝硬変、肝炎、潰瘍性大腸炎、脳梗塞やパーキンソン病です。

    化学療法、肝動脈塞栓術・ラジオ波・内視鏡などの消化器の専門的検査・治療に対する看護や、日常生活援助を行っています。がんと診断された患者さんやご家族に対し、緩和ケアサポートチームと協力し、がん症状マネジメント、がんリハビリテーションや精神的支援の充実にも取り組んでいます。

    また、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続ける事ができるように、早期から多職種と連携やカンファレンスを行い、患者さん・ご家族が安心して次の療養先に移行できるよう支援・調整を行っています。

    東館5階病棟
  • 東館6階(緩和ケア病棟)

    東館6階病棟は2023年3月9日に開棟した緩和ケア病棟です。病気の段階に関係なく、つらい症状に対して積極的な緩和ケアを必要とする患者さまを院内外から受け入れています。患者さま、家族さまに寄り添い、意図的なコミュニケーションにて意思決定支援を行い、その人らしく過ごすことができることを目標としています。

    病棟内には穏やかな音楽が流れ、それぞれのお部屋では患者さまと家族さまが自宅にいるような感覚で落ち着いて過ごすことができるよう、患者さまひとりひとりに合わせて、家具のレイアウトや装飾品などで癒しの空間を演出しています。

    緩和ケア認定看護師をはじめ、緩和ケアの知識と経験を持った看護師が多く在籍し、多職種と協力し合いながら、患者さま、家族さまが安心と満足を得られるようにケアを行っています。

    東館6階病棟
  • 東館8階(外来化学療法室)

    がん化学療法は新規薬剤の開発や副作用の軽減などの医療の進歩によって、外来でも安全にがん治療を行うことができるようになりました。当院では、平成18年11月に外来化学療法室を開設し、現在では様々な疾患の患者さんが外来通院にてがん化学療法を受けています。

    外来化学療法室には、電動ベッドが7床、電動リクライニングチェアが8床整備され、無料のテレビが各ベッドに完備されています。抗がん薬の安全・確実・安楽な投与の提供や副作用の症状コントロール、治療中の不安や疑問、お悩み等について、個々に応じて必要としている情報やケアの提供をしています。

    また、安心して治療を継続できるようにコミュニケーションによる信頼関係の構築を大切に、患者さんが自分らしい生活を送れるように寄り添い、他職種とも協働して患者さん・ご家族を支援しています。

    外来化学療法室
  • 西館3階(産婦人科、小児科、消化器科)

    西館3階病棟は産婦人科、小児科、消化器科の混合病棟です。

    産科では、分娩時に、お母さんの生む力、赤ちゃんの生まれようとする力が最大限に発揮できるよう支援しています。母子同室をすすめ、赤ちゃんが欲しい時に欲しいだけおっぱいが飲めるよう、支援しています。また、退院後もお母さんやご家族が安心して楽しく育児をすすめられるように、助産師によるおっぱい外来を実施しています。地域に出向いて「育児相談」を受けるなど地域支援活動もしています。

    婦人科では、手術療法やがんの化学療法を受ける患者さんの看護を実施しています。入院時だけでなく自宅に帰っても安心して過ごせるように ソーシャルワーカーや退院支援看護師と協働し退院支援にも力を入れています。

    小児科では、アレルギーのある子ども達の食物負荷試験入院を受け入れています。離乳食開始時期から高校生までの子供たちが色々な食材を安心して食べられるようにするために医師と協力して看護しています。

    西館3階病棟
  • 西館4階(血液浄化センター)

    血液浄化センターは、腎臓内科外来、腹膜透析外来、外来透析、入院透析が集約されたセンターです。慢性腎臓病における透析前の保存期から透析導入期、維持透析期までの様々な時期の診療と看護を行っています。医師、看護師、臨床工学技士と連携し、チームで透析治療を行っており、患者さんが安心して治療を受けていただけるように取り組んでいます。

    また透析治療に応じて患者さんに寄り添った日常生活支援、合併症の予防などの管理に努めています。

    血液浄化センター
  • 西館5階(外科、乳腺外科、救急科)

    西館5階病棟は外科・乳腺外科と救急科の混合病棟です。

    外科・乳腺外科は、胃癌、大腸癌、肝・胆・膵の癌、胆石症などの腹腔鏡手術、乳腺の悪性腫瘍の手術の入院が主で、周手術期に求められる専門性を発揮できるように取り組んでいます。平均在院日数12日と短い期間でも、入院時から退院後の生活まで不安なく過ごしていただけるように、病気診断時点より外来との連携、皮膚排泄ケア看護師などの認定看護師、地域医療連携室、栄養サポートチーム、緩和ケアチームなど様々な職種・チームと協力し患者さんのケアを行っています。

    救急科は、予期せぬ外傷を負われた患者さん等が安心して生活の場へ退院できるように、医師・栄養士・理学療法士・薬剤師と協働し退院後の生活指導を行い、患者さん・ご家族の意向を取り入れながらソーシャルワーカーや退院支援看護師とともに退院支援を行っています。

    西館5階病棟
  • 西館6階(リウマチ・膠原病科、整形外科、内分泌代謝内科)

    西館6階病棟は、リウマチ・膠原病科、整形外科、内分泌代謝内科の混合病棟です。主に、自己免疫疾患の先端医療を担う基幹施設としてチーム医療に積極的に取り組んでいます。確定診断から治療までを行っており、医師、薬剤師、リハビリ、栄養士と共に評価を行いながら患者さんが安心して治療を受けて頂けるよう日々取り組んでいます。退院支援の一環として、退院前後訪問も積極的に行っており、患者さんが安心して在宅へ帰られるよう援助しています。

    内分泌代謝内科では糖尿病の管理、指導の他、糖尿病教室として集団指導を開催しています。令和2年度からは内分泌代謝内科外来での看護も行っており、地域から病院、病院から地域への継続看護を意識して関わっています。リウマチケアナース、糖尿病療養指導士、フットケアナースなど資格を持つ看護師が多く専門の知識や技術を発揮できる病棟です。

    西館6階病棟
  • 西館7階(呼吸器・アレルギー内科、腫瘍内科、泌尿器科、小児科、血液内科)

    西館7階病棟は呼吸器・アレルギー内科、腫瘍内科、泌尿器科、小児科、血液内科の病棟で、小児から高齢者まで幅広い年齢の患者さんへ看護を提供しています。

    呼吸器科は肺癌、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患等が主な疾患で、がん患者さんに対しては化学療法・放射線療法、また呼吸不全・閉塞性肺疾患の方には症状の緩和や、HOT導入・呼吸リハビリも行っています。

    泌尿器科は膀胱癌、前立腺癌、腎癌、尿路結石症等が主な疾患で、多職種と連携し患者さんやご家族が抱える様々な苦痛を軽減し、その人らしく過ごすことが出来るよう看護を提供しています。

    小児科は検査目的の入院や感染症などの急性期疾患による緊急入院もあり、患児の成長・発達に応じ安全な看護が提供できるように両親への看護も心がけています。

    西館7階病棟
  • 手術室

    手術室は10室あり、年間は約2600件の手術を行っています。

    診療科は、整形外科・消化器外科・乳腺外科・泌尿器外科・脳神経外科・心臓血管外科・産婦人科・皮膚科で、整形外科の関節や脊椎・骨折の手術、消化器外科の内視鏡手術を多く行っています。外科医・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・放射線技師・薬剤師・検査技師と常に連携をとっており、24時間手術を行える体制を整えています。手術看護認定看護師・周術期管理チーム(麻酔科学会認定)の資格をもつ看護師が中心となって、患者さんに安全で安心な手術を提供できるようチームワークを大切にしています。

    また、麻酔科外来や手術前後の患者訪問で得た患者さん・ご家族の希望に可能な限り応えられるように日々取り組んでいます。

    手術室
  • 外来

    外来診療部門は、29診療科を有し60の診察室で診療が行われています。また、外来化学療法室、内視鏡センター、IVRセンター、血液浄化センター、緊急外来を併設し、外来患者さんの診療から検査、治療、その後のフォローまで行っています。

    来院されるすべての患者さんに安全・安心な医療を提供出来る様に日々取り組んでいます。また、おっぱい外来・フットケア外来、オストミー外来など専門的知識と技術を備えた看護師により患者指導、看護技術の提供を行っています。

    外来