抗がん剤とは
抗がん剤には点滴・内服・多くの種類があります。
大きく分けると、①化学療法、②分子標的療法、③ホルモン療法の3つに分けることが出来ます。がんの種類などによって薬を組み合わせて使用します(化学療法+分子標的薬、など)
①化学療法
化学物質によってがん細胞そのものを破壊する、がん細胞の細胞分裂を阻害することで増殖を防ぎます。正常細胞にも影響を及ぼすことがあり、吐き気や脱毛、骨髄抑制などを起こすことがあります。
②分子標的療法
がん細胞だけが持つ分子レベルの特徴をターゲット(標的)にするので「分子標的療法」と呼ばれます。①化学療法とは異なる副作用を起こしやすい特徴があります(間質性肺炎、皮膚障害、高血圧など)
③ホルモン療法
乳がんや子宮体がん、前立腺がんなどでは体内のホルモンががん細胞の増殖にかかわることがあり、それを調節してがん細胞の増殖を抑制します。治療は長期間にわたる場合が多いです。
抗がん剤治療は、がんの種類などによって使用する薬剤や治療期間、スケジュールが異なります。
その際、色々な副作用の可能性を言われますが、副作用の症状を緩和する治療(=支持療法)も進歩しています。つらいことがあれば相談してください。